BIMとは、Building（建物）Information（情報）Modeling（造形）の略で、コンピューター上に作成した建物の3Dモデルに、仕上げ・部材・寸法・性能・メーカー・品番・単価などのさまざまな情報を組み込んだ建築物のデータベースです。
建築物の計画から建設、施工から維持管理まで一連の作業を管理出来るほどの対応力がある建築の新しいシステムです。

出典：「建築BIMの将来像と工程表」(国土交通省) （https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/001351969.pdf）を加工して作成

建物を3D化すると聞くと、従来の3D CADでも同じようなことができるのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。確かに図面の見た目は似ていますが、図面に組み込む情報量や表現方法・作成手段は全く異なります。

3D CADには線や形の形状の情報しかありません。これに対してBIMは、仕上げ、部材、寸法単価など、実に多くの属性情報が組み込まれています。

3D CADでは2次元の図面から3Dモデルを作成しますが、BIMでは先ず3Dモデルを作成するので、2次元の図面の作成は不要です。
必要な際は、3Dモデルを切断して2次元の図面にすることが可能です。

BIMはデータを変更した場合、全図面の全オブジェクト、仕様書、一覧表などの関連データまで変更点が自動反映されるので、関係者全員が最新の情報をリアルタイムで確認することができます。
従来のCAD製図で悩みの種であった設計変更による各図面の修正の手間や、修正ミスによる間違いの発生などを大幅に軽減することができます。

弊社では創業当初よりテナントのリフォーム工事の実績を数多く積み上げてきました。
そのノウハウを活用して、リフォームに必要不可欠な情報をBIMに組み込むことで、建物を管理されている不動産業者、建物のオーナー・借主・建主の方々に、建物に付随するありとあらゆる情報を、ご希望に応じた形で素早く的確にご提供いたします。